イベントやキャンプ場から、災害時の避難所まで 仮設トイレ

原始的な排泄行為とトイレ権⑥

トイレ権

阪神・淡路大震災は、我々に「災害時のトイレをめぐる人権問題」を意識させた。災害時といえども安心して排泄する機会の確保の必要性を思い知らせた。「地域防災計画」とか「震災対策」という言葉が空疎に響く。土地も家も家具も食事もそしてトイレも、ありとあらゆる破壊が目の前で起きた。

小林裕子さん(前出)は言う。

「衛星問題一つにしても震災時のトイレ問題は部分だけで見るのではなく避難所生活の大きなあり様の中で考えることが大切だ。」

トイレのことは、単に便器や便所の設備問題のことだけではない。震災時には平常時とは全く異なる原始的な排泄行為に回帰する。

阪神・淡路大震災は災害時の人権の何たるかも学ばせてくれた。ある学者がつぶやいた。

「災害トイレの問題は、日常生活のリズムの停止と崩壊によって発生する。震災での生活秩序の中ではトイレを人権問題として考えるべきだ。」

大震災は、平常時には当然であるはずの安全・安心のトイレ行為を完全に阻害する。激震で心にも体にも悪魔の事態が起きる。「人間の尊厳」は譲らなければならない。トイレ混乱を許容し「健康権」や「生存権」が無視されてはかなわない。特殊な様相を呈する事態にあってもトイレ権だけは保証しなければならない。

阪神・淡路大震災でこれを学んだ以上、トイレ混乱の再発防止策を平常時の生活の中に組み込み官・民ともに学習しておくべきなのだ。

山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用

イクストイレ

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