イベントやキャンプ場から、災害時の避難所まで 仮設トイレ

平素の公共トイレ危機管理-大震災に備えた災害トイレ主管課のしごと-

阪神・淡路大震災では、避難所などいたるところでトイレ大混乱が多発しました。

ここに、西宮市や芦屋市の水洗トイレの深刻さを報じた記事があります。

「西宮市内の避難所ではトイレ不足が深刻な問題になっている。同市では移動式の簡易トイレ約100台を避難所などに設置したが、とてもトイレ用の水までは手が回らない状態。そのため、避難所の水洗トイレは水が出ず異臭に包まれる事態になっている。現地では、『特に地震発生日はものすごいにおいでたまらなかった。』『女性用が使えなくなり、男性用に入った』などの声が相次いだ。そのため、足腰を毛布で暖めなるべく水分を取らないようにしてトイレの回数を抑えている女性もいるという。」(平成7年1月21日付け日刊ゲンダイ)。

仮設トイレ不足、トイレ用水、異臭、水分を摂らない、トイレ回数を抑える。この記事はあのときの避難所で起きたトイレ事件の実態をよく伝えています。

近代都市・神戸など阪神間でのライフラインの崩壊とトイレ大惨事の教訓は、10年後の新潟県中越大震災での災害トイレの初期対応に生かされました。中越地方でも下水道普及率は100パーセント近くでしたから、住民たちは思わぬトイレ困窮事件を体験したのです。

大震災での公共トイレ権の保証は自治体の責務です。避難者が最大約700万人になるだろうといわれる東京大震災(避難生活者約460万人)、烈震と大津波に襲われる東南海・南海大震災などを念頭において、大震災時のトイレ対策をまじめに本格的に組み立てておかないといけません。

自治体は、トップと災害対策本部、庁内各部課のすべての職員が「震災トイレ意識」に立って応急復旧に当たる必要があります。保育園、幼稚園、老人介護施設、病院などはもとより、社会福祉協議会や災害救援ボランティアの団体も「トイレ権の保障」を念頭に動くべきです。

山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用

写真は、日野興業製 小型車載トイレ のせるくん [GX-QT],NETIS認定品番号[KT-130107-VE]

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