イベントやキャンプ場から、災害時の避難所まで 仮設トイレ

神戸市環境局の緊急トイレ対応⑤

反省

ライフライン完備の近代都市を直撃した大地震。戦後初めての震災トイレ対応を担当した神戸市環境局高松事業所でトイレ混乱の指揮をとった大下昌宏課長(当時)は語った。

「災害の現場では、緊急対応する職員には、「頭の切替え」が必要だ。平常時のルール感覚より非常時の感覚を優先し臨機応変の対応をすることだ。『今、何が必要か』という研ぎ澄まされた判断と行動力が求められる。」

大下氏は、当時、「災害用仮設トイレの置き場(オープンスペース)を確保するべきだ」と指摘し、さらに次の点も今後の課題として指摘している。

「仮置き場の条件」は、①仮設トイレスムースな受渡しのため関係事務所から近いこと、②搬入車両として10トン車が入る進入路があること、③地盤が平坦で水はけが良く地盤が固いこと、④ユニット式仮設トイレも調達するので大きな面積を必要とすること、⑤組立式仮設トイレ等を収納している段ボール箱には雨露から保護するための屋根が必要とすること、⑥仮設トイレを管理する囲いがあることなど。

他方、災害用仮設トイレの不足情報や汲取り情報も伝達がマチマチだった。この点について、彼は次のように指摘した。

「震災時には県、市、ボランティア等の役割分担が大事だ。人手のない中で彼らが同じことを重複して実施するのは、無駄になる。阪神・淡路大震災では、各避難所をパトロールする際に、県と市とボランティアが独自に同じ行動をとり、同じような内容を聞いて回っていた。情報収集の方法にムダが多かった。」

情報収集の重複。やむを得ないとは言え、混乱をきたせば二次災害に繋がるからだ。

山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用

写真は、日野興業 製 仮設トイレ 簡易水洗タイプ 洋式 [GX-WJP]

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