イベントやキャンプ場から、災害時の避難所まで 仮設トイレ

阪神地域(神戸市以外)でのトイレ対応④

■尼崎市の対応

尼崎市(当時の人口約48万8000人)では、人的被害は死者48人、家屋被害は全壊4880棟、半壊25520棟といった被害が出ていた。

尼崎市におけるし尿処理対策等(仮設トイレの設置状況)及び防疫対策(消毒活動)については、同市の記録(「環境衛生対策」)では次のようになっている。

■仮設トイレの設置

尼崎市では、兵庫県の斡旋によって大阪の㈱広興(当時)から簡易型の仮設トイレ150基を無償提供してもらった。このトイレは1基で約30人分を2日間で処理できるものだった。

仮設トイレは、23日(月)から避難所を中心に設置していったが、一部の仮設トイレは、地区からの要望によって避難所以外の場所にも設置した。ピーク時には18ヵ所、47基を設置した。

また、設置した仮設トイレの便槽からのし尿収集は、㈱広興が無償で2日ごとに行った。

■仮設トイレの防疫対策

防疫対策は、保健所の職員が仮設トイレに薬剤散布を行い、避難者や住民のトイレ衛生環境の悪化を防ぐことに努めた。

すなわち、避難所のトイレや仮設トイレの消毒活動は、1月23日から4月26日まで土・日を含んで毎日実施され、その際の使用薬剤は、クレゾール液であった。ちなみに、実施の記録をみると、避難所のトイレ96ヵ所に対して消毒延べ回数705回、仮設トイレ設置場所14ヵ所に対して消毒延べ回数107回であり、合計で110ヵ所に延べ812回の消毒が実施された。

山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用

写真は、ハマネツ製 イクストイレ イクストイレ 非水洗タイプ 兼用和式 [TU-iX]

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