トイレ事情の情報収集とトイレ広報をどうするか⑤
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 大震災時におけるトイレ
視覚・聴覚障害者にトイレ情報を伝達する
視覚障害者や聴覚障害者は、大震災による環境の激変の中で正常な生活行動が一層不自由になっています。手話通訳、ヘルパーガイド、点字、朗読等の福祉サービスにより視覚・聴覚障害者にもトイレ情報を伝達し、スティグマ(stigma=恥辱)に遭遇することなく安心してトイレが使えるように、きめ細かい案内情報を適時提供します。
なお、被災地ではコンタクトレンズ、眼鏡、補聴器等の補助具を持たずに避難している人やロービジョン(弱視)がいます。トイレ事情やトイレ利用方法等の広報は、誰でもわかる大きな文字、位置、危険性のない場所を明示し、見やすい、聞きやすい工夫をする必要があります。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、ハマネツ製 イクストイレ 簡易水洗タイプ 洋式 (ロータンク仕様) [TU-iXFW]
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