神戸へのバキューム・トイレの緊急支援①
- 2017年01月01日
- 阪神淡路震災でのトイレ大混乱
バキューム車と人員を提供しよう
阪神・淡路大震災の被災地には、7000基近い仮設トイレ業者、建設業者、静岡県・東京都などから被災地に緊急搬入されたものであり、搬入費も含めて大半が無償で行われたものである。
その中で全国環境整備共同組合連合会(略称:環境連)も動いた。
「被災地では必ずし尿処理問題がでる!」
兵庫県南部地震が発生した17日の朝、そう直観した人がいた。岐阜県環境整備事業協同組合相談役(当時)の森朴繁樹氏だった。
「し尿問題の解決が緊急課題だ!」
そう直観した彼は、早速、被害情報の収集に着手。排泄物とトイレ問題にどう対処するか。厚生省(当時)と協議しつつ岐阜県の仲間たちや他県にも呼びかけた。
「バキューム車と人員を提供しようではないか!」
「仮設トイレ1000基を手配しよう!」
この岐阜県環整連東海・近畿地区協議会の各県組合に伝達された。各県のし尿処理団体は動きはじめた。
山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用
写真は、旭ハウス製 仮設洗面所 手洗架台付 [AUG-L+15WS]
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