神戸へのバキューム・トイレの緊急支援③
- 2017年01月01日
- 阪神淡路震災でのトイレ大混乱
神戸市への支援の申入れ
森朴氏は、神戸市とも協議した。環整連関係の救援部隊の活動拠点を同市環境局の高松事業所(兵庫区)に確保した。この時、彼は、同市の環境局長に面会を求めて声高に主張した。
「トイレの確保は利便性の問題ではない。市民の生存の基本に関わる問題だ。下水道などのライフラインが回復するまでの間は、仮設トイレとバキューム車によるし尿収集が絶対に必要だ。」区役所は大混乱に陥っている。区の要請を待たずに必要な設備と人員の計画を決定すべきだ。」
「計画決定までの間は、我々が仮設トイレの緊急設置とバキューム車による汲取りを行いたい。」
その頃、各地の環整連団体の救援隊は神戸市内各地に向かう準備をはじめていた。
山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用
写真は、旭ハウス製 仮設トイレ 洋式水洗架台付(壁排水) [AUG-FWR+15WS]
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