神戸市内の学校避難所でのトイレ混乱⑩
- 2017年01月01日
- 阪神淡路震災でのトイレ大混乱
自治会結成のきっかけはトイレ掃除
震災直後、全て教職員が物資の搬送、分配、食事の手配をやっていた。避難住民による自治会結成のきっかけがトイレ掃除といったケースが多かった。
摩耶小学校には避難者が200~300人いた。「てんこ盛り」状態のトイレ。これを教職員が1日3、4回掃除していた。これを避難者が見ていた。
「これではいかん。先生にばかりトイレ掃除させてはいかん。皆で何とかしよう」避難者の声が上がった。
校舎の各階で話し合い、トイレ用水の水汲み、ゴミの扱い、トイレ清掃等の約束事を決めた。
これがきっかけとなり自治会組織ができた。トイレ掃除は女性がやり、救援物資を選ぶのは男性がやるというように役割分担も明確になっていった。
山下亨著 阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 「トイレが大変!」災害時にトイレ権をどう保障するかより引用
写真は、ハマネツ製 イクストイレ ポンプ式簡易水洗タイプ 洋式 (給水タンク別途) [TU-iXFUW]
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