自宅ではどうやってトイレをするか①
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 情報コンテンツ, 大震災時におけるトイレ
阪神・淡路大震災では、震度7、6で家が倒潰したり半壊状態になったために、神戸市内では、ピーク時には市民約30万人が学校等に避難し、トイレ大混乱が生じました。
また、自家の躯体に被害の程度が少なかった家やマンションなどでも、ライフラインの断絶、つまり、停電・断水のためにトイレ、洗濯、調理などに困りました。震災初期段階から、給水不能に陥り、水洗トイレが使えないために、排泄の方法に困ったり、バケツを使ったり、地面に穴を掘ったり、その場所探しに苦労し、大人も子供も普段の生活では考えもしない経験をすることになったのです。
平成18年8月に、広島の呉市などで起きた長期断水でのトイレ困窮の例もあります。大震災だけでなく常在戦場でトイレ対策をしておかなければなりません。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、旭ハウス工業製 仮設トイレ 洋式水洗架台付(壁排水) [AUG-FWR+15WS]
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