避難所でのトイレの安全管理③
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 情報コンテンツ, 大震災時におけるトイレ, 避難所でのトイレの安全管理
仮設トイレが来るまでは避難所での臨時の排泄場所づくりを行う
阪神・淡路大震災では、校舎の裏の「側溝」を便槽代わりにして排泄したり、校庭に「穴」を掘りその上に板切れを渡して簡単な囲いを作ってトイレにしたりしました。
また、新潟県中越大震災でも、ある幼稚園では先生たちが花壇の上を掘って両足を置く石を置き園児用の応急トイレを作りました。
このように、仮設トイレが来るまでは、緊急避難的に臨時の排泄場所が必要となります。その時は、現実的な判断で実用性を優先して溝を掘ったトイレ(トレンチ式トイレ)や穴を掘ったトイレ(ピット式トイレ)などの臨時応急的なトイレづくりを行います。ただし、このトイレは、水源の井戸などから30メートル以上離れた場所でなければなりません。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、旭ハウス工業製 仮設トイレ 洋式水洗架台付(壁排水) [AUG-FWR+15WS]
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