避難所でのトイレの安全管理⑩
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 情報コンテンツ, 大震災時におけるトイレ, 避難所でのトイレの安全管理
仮設トイレの安全性を確認する
避難所に最初に設営すされるのは、ユニット型の仮設トイレです。イベント用の仮設トイレもありますが、工事現場などで使われていた仮設トイレが大半です。その中には、いわゆる中古品や老朽化した仮設トイレも混じっていますから、ドアの破損、窓ガラス、照明器具等の飛散、天井の崩れなどがないかを点検します。さらに、(高齢者や幼児には使いづらい)段差の高さがどの程度か、誰にでも容易に安全に使えるかどうかなどのほか、使用の際に危険がないかを、よく調べメンテナンスをする必要があります。
ソーラー式の投光器などあれば、仮設トイレの内部や周囲の照明を設備するほか、仮設トイレ群の周囲は証明電源車などで証明を設備するよう災害対策本部に要請します。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、ハマネツ製 イクストイレ 簡易水洗タイプ 洋式 (ロータンク仕様) [TU-iXFW]
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