避難所でのトイレの安全管理⑫
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 情報コンテンツ, 大震災時におけるトイレ, 避難所でのトイレの安全管理
トイレブースやトイレ用品などが不足していないかを調べる
震災の初期段階で、避難所内の避難者数(男女別、高齢者数、障害者数、幼児数など)を調べて、概ね60人から100人に1基の割合でトイレブースが確保できているかどうかを点検します。そして、「適時適材適所の原則」により、仮設トイレなどのブースやトイレ用品等に不足がないかを調べます。特に、トイレブースを男性専用・女性専用・高齢者専用・子ども専用に分類して利用できるように計算し、ブース数の適正化に主眼をおくべきです。
その際には、避難所の近隣に住む在宅被災者がトイレのみを利用しに来るケースも考慮して、トイレを利用する実人数にブース数やトイレ用品数が足りているかどうかを調べます。不足しているときは仮設トイレ、ポータブルトイレのほかトイレットペーパーなどのトイレ用品等を追加調達します。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、ハマネツ製 コムズトイレ 水洗タイプ 手洗い+洋式 2室タイプ [TU-CO2MW]
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