震災時のトイレ対策の要点は何か
- 2017年01月01日
- 関東大震災, 阪神淡路大震災, 新潟県中越大震災, 大震災時におけるトイレ
マイ・トイレの対策を
市民一人ひとりにとっては、震災時に電気や上下水道が停止した数日間、一戸建てやマンションなどの自宅での排泄行為に簡便なトイレを必要とします。その際には、「マイ・トイレ」として、簡易な災害用トイレ製品を身近に用意(保管)しておくことで、少しは助かるはずです。それは、会社でも同じです。
震災時の公共トイレ対策を
自治体は、避難想定により災害用トイレ製品を購入・備蓄します。震災時に避難所での市民の排泄行為のTPOに合わせて「適時適材適所の原則」で設置できるように、より具体的なトイレ対策を企画立案し実施する必要があります。
その際に、注意するべきことがあります。それは、現在販売されている災害用トイレ製品は、少しずつ進化して扱いやすくなりましたが、使い方(製品の特色)にはそれぞれに「一長一短」があります。老若男女の体の具合や使い易さに併せて選択することになります。そして、「適時適材適所の原則」、「分散近接配置の原則」で設置することです。
また、発災直後~復旧~復興へと進む中で避難生活の安定化に合わせて「時系列に沿ったトイレ対策」(災害用トイレ製品の選択)を行っていく必要があります。
山下亨著 近代消防新書 災害救援ガイドブック 「トイレって大事!」より引用
写真は、旭ハウス工業製 快適トイレ 洋式軽水洗 [AUG-FTJK+BC37]
コメントを残す